マルヤわかめは産地にこだわります
さまざまな産地で厳選した海藻を加工・販売しています
昆布とは?
寒い地方の海で育つ海藻の一種
昆布は主に海に生息し、特に寒い海域(北海道や東北地方など)で豊富に採れる長い茎状の海藻です。
乾燥させることで長期間保存が可能になります。
日本での食用昆布の約90%が北海道産のもので、
1年間におよそ3万トン(乾物)が生産されています。
昆布の品種は産地で区分され口あたりや持ち味が違います。加工方法や料理によって、さまざまな種類の昆布が使い分けられています。
❶昆布漁
昆布の収穫時期は、夏から秋にかけて(7月~9月頃)の晴天で波の穏やかな日に行われます。昆布の形に合った特殊な道具である鉤(かぎ)を使う伝統的な手法で、長く成長した昆布を船に引き上げます。
❷乾燥
収穫した昆布は海水や異物を取り除くために洗浄され、その後干場(かんば)という石を敷き詰めた場所で天日干しをさせます。また、品質を考慮し、昆布専用の乾燥機を使って乾燥させる場合もあります。乾燥することで保存性が高まり、旨味も増します。
➌選別
昆布は乾燥後、一定の長さに切断され結束します。その後、設定されている規格を基に品質(長さ・厚み・色など)ごとに選別されます。
➍出荷
出荷された昆布は、そのまま販売されたり、加工されて出汁昆布・とろろ昆布・おぼろ昆布などの製品になります。
※昆布の種類や産地によって多少の違いはありますが、一般的な流れをご紹介しました。
●国内漁獲量1位は⁉
日本における昆布の収穫量は、主に北海道で行われており、地域ごとに収穫量が異なります。
日本の昆布の大部分が北海道で収穫されており、全体の約95%で国内第1位。第2位は約4%は青森県で北海道に次ぐ産地です、約1%は岩手県で第3位です。
北海道は昆布の生産量で圧倒的なシェアを持っています。
●30年で約3分の1が減少⁉
日本の食卓に欠かせない北海道産の昆布の生産量が1962年度の統計開始以来初めて1万トンを下回り、30年で約3分の1以下まで落ち込んでいる状況です。
原因は、海水温上昇や海洋環境の変化です。冷たい海を好む昆布にとって夏の高水温や高水温による雑海藻の繁殖など海の環境が大きく影響しています。
また、生産者不足や高齢化の影響により漁師が約2割減少し加工工程などの負担が大きくなっていることも要因の1つです。
●昆布はどうして海の中で出汁がでないの?
昆布から出る出汁のもとは旨味成分であるグルタミン酸のことです。
この旨味は昆布が生きていく上でとても重要なもの。
この重要なグルタミン酸は、細胞膜によって守られているため海に出汁がでないのです。そのため、昆布が加工されると細胞膜が壊れ外に出汁となって旨味成分であるグルタミン酸が溶けだす仕組みとなっています。
昆布が海の中で生きている間はグルタミン酸を大事に持っているのです!
●昆布の表面の白い粉って何?
昆布の表面に白い粉が付いていること知っていますか?
この粉は「カビ⁉」と驚かれる方もいますが
この粉実は・・・マンニットという「昆布の旨味成分」なんです!!
マンニットが昆布表面に付く原因は、昆布を乾燥させる過程で水分と一緒に表面に染み出ます。
水分は空気中に蒸発して消えますが、マンニットは白い粉になり、昆布の表面に付着します。
●昆布の粘りの正体は?
昆布の粘りの正体は、水溶性食物繊維の一種である アルギン酸・フコダイン の成分です。 このような成分が溶けだすことで昆布特有の粘りが出ます。


●昆布の日知ってますか?
昆布の日は、日本で毎年11月15日に制定されている記念日です。この日は、日本昆布協会が1982年(昭和57年)に制定しました。昆布の日には次のような意味が込められています。
①七五三の日
七五三の日である11月15日に、栄養豊富な昆布を食べる習慣をつけて、子どもたちの健やかな成長を願う
②市場に出回る時期
その年に収穫された昆布が新昆布として市場に出回る時期に、海からの贈り物として感謝する気持ちを表す
③次の世代に繋げる
昆布に関する食文化を若い人たちに 受け継がれていくことを願う
健康・感謝・継承と昆布の日に込められた意味から昆布がこれからも大切に受け継がれていくべき貴重な資源であることがわかります。昆布は古くから親しまれてきた日本の食卓には欠かすことのできない食材の一つです。
日本人にとってなじみ深い海藻
海藻についてのあれこれ纏めました
わかめって?昆布って?ひじきって?
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